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脳波異常発作の重積状態について

2020年01月01日

脳内の神経細胞の異常な興奮に伴い、意識障害などが慢性的に起こる病気を、一般的にてんかんと呼びます。
てんかんを自力で発見することは困難で、見つけるには脳外科等を受診し、脳波の検査を行う必要があります。
てんかんの症状は、脳の一部または全体に異常な脳波を検出することで、発見しているからです。
この脳波検査によって、欠伸発作、部分発作といった症状の原因が、先天的なものにあるのか、そうでないのかを判別することも可能です。
てんかんの発作は様々なものがあり、その一部しか知らない人も多くいるので、偏見も多い病気です。
しかし、周りに一人の理解者もいないまま、症状と闘うことが困難なケースもあります。
それが、重積状態というものです。
これはてんかん発作の症状が連続して、または長時間にわたり続くような状態のことです。
特に、大発作てんかんの重積状態となると、生命の危険にさらされる可能性もあるので、周囲に対処法、状態を把握している人がいるということは重要なポイントになります。
重積状態で救急処置まで行うことが多いのは、小児の現場です。
というのも、てんかんという病気自体が脳そのものの障害や損傷などを原因にしたものでない限り、幼少期に発症することが多く、さらに小児てんかんは重積状態になりやすい種類のてんかんだからです。
重積状態のうち、痙攣発作の重積と欠伸発作の重積には意識消失がみられます。
こういったてんかん及び重積状態の治療には主に抗てんかん薬が用いられています。
幼少期に発症したてんかんは治ることも多いですが、発作そのものを抑え、完治するためには継続しての抗てんかん薬の使用、そして規則正しい生活をすることが必要です。
薬を継続使用するにあたって、副作用やアレルギーといった問題もあるので、主治医とよく相談し、治療に臨むこと、周囲に理解者がいることが求められてくることでしょう。

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