• ホーム
  • 熱性けいれんの発作は良性で治る病気です

熱性けいれんの発作は良性で治る病気です

2019年12月01日

熱性けいれんは脳の機能が十分に発達していない小児、特に6ヶ月から5歳ごろがよく起こる年齢です。
38度以上の発熱によりけいれん発作が起こるため、熱が上昇していく過程で起こります。
初めての発作は風邪の発熱で起こる事も多く、周りの大人が驚く発作です。
原因がわかっているため、治療や予防法もある良性の病気です。
また、一生のうちで1度しか発作を起こす事がない人も多く、原因を取り除けば治る病気です。
治療法は解熱剤を飲ませる、または注射や点滴で熱を平熱まで下げる事で治ります。
けいれん時に注意する事は、発作時の動きで怪我をしないように体を寝た状態にさせる事、直射日光などのまぶしい光は避け目隠しなどで暗めの環境にする事、服を緩めて体を締め付けない事です。
舌を噛むからと思って口の中に物をくわえさせる事は、間違って飲み込んでしまったり、くわえさせている人の指などを噛みしめてしまい世話をしている人が怪我をする恐れがあります。
落ち着いた後に病院で診察を受ける際に、発作の時間がどの程度か、発作がどのようなものだったのかメモなどを取っておけばより医師が状態が理解しやすくなります。
熱性けいれんは脳の発達が大人に近づくにつれて発作は起こらなくなります。
てんかんとは違う病気で良性で治る病気です。
予防的に鎮静剤を熱が上がり始める37.5度ぐらいから飲ませるように処方する医師もいます。
ただし、熱性けいれんがきっかけでてんかんという病気が起こる人もいます。
熱がない時にけいれんが起こったり頻繁に起こる場合は診察を受ける必要があります。
家族の誰かが熱性けいれんを起こした事がある家庭の子供は同じように発病する可能性があります。
子供の病気には驚かされ、このまま治らないのではないかと怖くなるものですが、良性の治る病気ですので家庭で様子をみるだけではなく、専門医の診察を早めに受けましょう。

関連記事
てんかん発作の種類、焦点発作とミオクロニー

てんかんとは、脳内の電気的な神経活動の障害が原因で様々な症状が起こる病気です。本来であれば規則正しいリズムで調和を保ちながら活動している大脳の神経細胞が、なんらかの原因でリズムを乱し、脳内で激しい電気的興奮生じることで起こります。てんかんの発作は、過剰な電気的興奮が脳のどこで起こったか、どのように興

2019年11月01日
痙攣発作が特徴の病気とは~早急な対応が必要

痙攣とは、全身や体の一部の骨格筋が、本人の意思が及ばぬところで収縮する症状です。この痙攣が発作としてあらわれることが特徴の病気には、様々なものが挙げられます。しかしどの病気の場合も、痙攣が長く続いた場合などは呼吸困難を引き起こす可能性もあるため、早急に医療機関にかかることが求められます。発作として痙

2019年08月23日
小児てんかんは刺激での発作があるので早起きの習慣を

小児てんかん発作が起こる時に、8割は偶発的ですが、2割は誘発されて起こってしまうと言われています。そのため、何だかの刺激や出来事によって発作が起きる場合には、その刺激や出来事が発作を誘発しているので、誘発因子という呼び方をしています。また、発作が起こりやすくなる状況を作ってしまうのが、助長因子という

2019年10月07日
側頭葉の神経による発作の特長

発作にもいろいろ種類がありますが、脳による発作としては突然意識を失ってしまう、けいれんを起こしてしまうという症状がよく見られます。その症状のひとつにてんかんがあります。これは大脳の疾患であり、脳の神経になんらかの異常な電気的刺激を受けてしまうことでそれが制御できなくなり発作を起こしてしまうのです。こ

2019年09月12日
てんかん発作の重積状態、その時の脳波は?

てんかんはけいれん発作を起こす病気です。けいれんを自宅で起こした場合は、それを発見した人は驚いて救急車を要請することも少なくありません。しかしそのけいれんは、多くは2分以内に治まるといわれます。まれに重積発作といって、長い時間、しかも重度も発作が起こることもあり、その場合は病院に到着後もけいれんが続

2019年07月25日
てんかん症状は悪化する前に治療すべし

突然意識を失って倒れ、口から泡を吹いたりする症状を起こすのがてんかんの発作の特徴です。そのほかにも倒れて全身を痙攣させたり、体の一部分や体全体が一瞬びくっと動いたり、急に体の力が抜けてばたんと倒れたりするなどの症状が出ることがあります。てんかんと言う病気は、こうしたてんかん発作を繰り返し起こすのです

2019年07月08日
脳障害による発作は危険シグナル

脳内の神経細胞が異常な電気信号を発生することによって起こる症状にてんかんがあります。てんかんは発作となって現れその症状には様々な形態がありますが、多くは、時間の経過とともに収まることがほとんどであり、場合によっては抗てんかん剤を服用することによって対処をすることができます。てんかんの原因としては、遺

2019年06月27日